オンナ4
パカらんパカらん ひひーん 馬が走り回る荒野ではみずみずしいペガサス便が大空を
駆け回っているそぶりを見せては隠れ蓑 おや?おやおやあなた誰?女は霊体1号に
何しにきたの?と聞く せっしゃやどこぞの馬の骨でごじゃる 骨をあげたいのです まあ!
女はびっくり仰天したじろいた あなたの荒野ってどんな感じ?せっしゃは山くだり3畳半
どこぞのぽっくりと同等のたたずまいどすえ 女のけたけたとげたを鳴らす笑い声はこだま
何を言ってますの?女の疑問に直視することはなく霊体1号はざぶ~んびゅ~んと繰り返す
せっしゃ川魚食べてはいますが毒らしからぬがお悩みだ おっしゃる意味が判りかねた女は
もう寝ていいですか?と聞くと寝るがもおきんぼうは自由じゃけんとの答え 女は寝れなくなり
あのあなたナンでいるんですか?せっしゃかて寝つけんでと しゃあ!と叫ぶ もうこの辺で
霊体1号辞めますか?女が聞くと わてかて辞めたいわとイジケタ 霊山に帰る!と姿を消す
妖しい妖気に誘われて摩天楼を離れた女は一歩二歩30歩とのたくらいそくら絶壁を登った
着いた先にはナンとやら傾く小屋が坂から転げそうに建っていた ほほほほほ微笑み返しが
四方八方からざわざわと女を取り囲む 小屋の屋根がぱっくり頭のかつらとりのように開き
よーこそおいでなすったと金目鯛のような奇術師が現れた 女はなんとやらどっこいと呟き
ハニカンダ ひひひひひ×100上と奇術師の顔には見に覚えのないものを見た さあはいって
奇術師の小屋の中はがらんどう ゆで卵をばりばり殻ごと食べる有様に女は殻うまいですか?
と聞く 奇術師はおほおほっと笑いつつ大粒の涙をぼちゃぼちゃ落とす 女はここどこですか?
と言うが以前に飲み込んだ ごっくん 奇術師は離れの方へ行こうと言う 女の目には何も
なく見えたが目が潰れてはいないよう 女はふいにもう帰っていいですか?と奇術師に訪ねると
たずねかえせずにはいられないとの答え 妖魔の奇術師にナンか見せて下さいと頼むと
イスに登って見せた 女はもういいですか?と言うと奇術師は泡のごとく泡となれと唱える
今夜も女はマッチを売りに街へほおり出されていた マッチマッチはいりませんか?
女の服装は袋ファッション 袋を被ったような服 マッチなんぞは売れる訳はない
何故って女は袋だから 時には罵声を浴びせられライタージッポがある世の中
マッチなど誰が買うかアホ と通りすがりの野蛮人にわめかれた インドに行きたい
女はある晩幻視を見た マッチの火の先にはインドが見える 女の細い指先から
うす紫のけむりが漏れる 火の けむり と女は息を吹きかけ火を消す よろつく女は
ほんの数日後とうとう謎の一味出くわしてしまう 女からマッチを奪った馬鹿者どもは
全てのマッチを水ぶっかけろやとぶっかけ女も水びたし 女の目には天国が見えた
女は鼻息を荒くしふがっふがっと夢を語った わらすの夢は皇居内敷地のお土地さんで
ホームレスっちゅうのやりたいんだべぇ 国会や出版社もあるだよと むほっとむせぶ声で
言い伝えた 女はホームレスたちに近ずき マナーを学んだ まずい汁をうまいと言え!と
ホームレスの男はおまえじゃ無理だひきとりなと厳しい言葉を浴びせかけ 女ならばよ
やる事あるだがよぉ ひょう~おと喚起さすもの声を女は浴びてしまった キズケバ女は
自らを俺 おいどんと名乗っていた 女はへへっわかりやしただんなあんさんの言ったとおり
女はやってきたぜ 出番がよっと 国会の前へスキップし警備人には 女はんどないしました?
あんたはんは国会見学がお似合いだ 女は私やりたいよと外国人になりすまし始めやすと
礼節した 女の国会全裸裸踊りが始まったのだ ひょっほ==ホームレスたちの妙ちくりんな
盛り上げに一瞬ひるんだ女だったが 裸踊りはやり終えた 裸がどうした?と女はいぶかしがる
前代未踏の事したいんよ 女は我を忘れていた ふと目に留まったとんがりコーンに
頭の上にサラサラと粉雪のようだよと詩情感満載で こーんを振りかけて ふりおとす腕
潰してしまえば粉同然だ 粉のように我果てる 急激な濁流にのまれた女は こーん1つで
我失くす 急上昇する脳裏には小人になりたかった とんがり帽子被ってね ええええ
そうですとも 小人の話は嘘ですわ 恋の慕情を胸に秘め気難しい顔を浮かべたつもりが
ぬけさくフェイス 見たことないねこんなの 誰かがささやく声の音量は次第に膨らみ
閑古鳥を鳴かせた かあーかあー きしっきしっ イスの動く音がする 時計の音は
ボーンボーン 女の我とはなんぞや 我しかり コーンのカスを握りしめ じっと手を見る
女が掲げたテーマはどこへ行った? テーマなんぞありましたでしょうか? しかり得ない
女はとんがりコーンが嫌いだった なんかまずくって コーン好きなど居る訳ない
そう決まってますんで おっしゃるとおりです こーんの親指姫は 夢で蓮の花の上眠る
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